チケットをいただき、上野の国立西洋美術館で開催中の「印象派 室内をめぐる物語」展を鑑賞してきました。
かなり混雑していたこともあり、あまり落ち着いて見ることはできませんでしたが、その分、大作を中心にじっくりと鑑賞しました。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 《ピアノを弾く少女たち》 1892年
油彩/カンヴァス オルセー美術館、パリ
私が特に楽しみにしていたのは、本展のメインビジュアルにもなっている上の作品です。オルセー美術館でも見たことがありますが、中学時代、教室に複製ポスターが飾られており、当時から大好きな作品でした。
同級生から「奥の少女に似ている」と言われたことがあり、当時はあまりうれしくなかったのですが、その言葉はその後、宝物のように心の中に残り続けています。言った本人は、きっと覚えていないと思いますが。^^

フレデリック・バジール《バジールのアトリエ(ラ・コンダミンヌ通り)》1870年
油彩/カンヴァス オルセー美術館、パリ
バジールという画家も、この作品も、初めて知りましたが、ひと目で心を奪われました。”絵画の中に絵画が描かれている”構図が好き、ということもあるのかもしれません。
中央に見えるのは、画家と画商、そして依頼主でしょうか。作品を眺めていると、自然とストーリーが浮かんできます。映画のワンシーンのような動きのある構図が楽しく、室内に描かれている調度品の数々も興味深く鑑賞しました。

エドゥアール・マネ 《エミール・ゾラ》 1868年
油彩/カンヴァス オルセー美術館、パリ
こちらもまた、物語性を強く感じる作品です。印象派の画家たちが日本の浮世絵から影響を受けていたことはよく知られていますが、実際にこのような形で絵画の中に登場すると、思わずうれしくなってしまいます。
右奥には、マネの「オランピア」の複製画も見えます。現在では、美術展のおみやげとして定番となっている小さな複製画ですが、当時からこのようなものが存在していたのでしょうか。

アルベール・バルトロメ 《温室の中で》 1881年頃
油彩/カンヴァス オルセー美術館、パリ
バルトロメという画家も初めて知りましたが、このドレスを見て、ルノワールの「ぶらんこ」を思い出しました。
モデルが実際に着用していたドレスもあわせて展示されていましたが、そのことでこの絵画が一気にリアリティを帯びてきて、深い感動を覚えました。

クロード・モネ 《睡蓮》 1916年
油彩/カンヴァス 国立西洋美術館(松方コレクション)
国立西洋美術館の所蔵作品の中で、もしかすると一番好きな作品かもしれません。本作は室内画ではありませんが、室内を装飾するための作品として展示されていました。いつ見ても心が安らぎ、同時にときめきを与えてくれる一作です。

















