山形旅行記の続きです。これまでの記事はこちら。
山寺の門前町にはお蕎麦屋さんが数多くありました。東京・調布にある深大寺の門前町もそうですが、どうやらお寺とお蕎麦には切っても切れない関係があるようです。
入ろうと思っていたお店が混雑していたため、車で5分ほど離れた場所にある「芭蕉茶屋」に入ることにしました。ご夫婦に温かく迎えられ、勧められるまま「夫婦そば(天ぷらと冷たいお蕎麦の二人前盛り合わせ)」をいただくことに。

運ばれてきたのは、山のように盛られた天ぷら。海老のほか、野菜や山菜の天ぷらもたっぷりで、そのボリュームに驚きました。山菜の名前や特徴を教えていただきながら、すべてが初めてとお伝えすると、ご夫婦はとても驚かれていました。

おそばは二人前です。太めで柔らかめの麺は、素朴な味わいでした。さらに、小鉢やりんご、蒸し栗などが次々と運ばれてきます。最後にはおなかがいっぱいで苦しくなりながらも、どれも残さずおいしくいただきました。
店内のピンナップボードには、世界各国の旅行者から寄せられた感謝のメッセージがずらり。ご夫婦のお人柄と温かなおもてなしが、国境を越えて多くの人に届いているだと実感し、心が温かくなりました。
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宿泊先に向かうにはまだ時間があったので、山寺からほど近い観光スポット「垂水遺跡」を訪れることにしました。

山寺から車で5分ほどの駐車場に車を停め、(仙台と山形を結ぶ)JR仙山線の線路を渡って、山寺千手院の脇から、静かな山道へと入ります。

15分ほど歩くと、ぼこぼこと穴の開いた、不思議で少し不気味にも見える岩のエリアに到着。ここが垂水遺跡です。岩の表面の無数の穴が、見る人によっては不快に感じられるかもしれません。トライポフォビアの方はご注意を。

この一帯は「裏山寺」とも呼ばれており、かつては修行の場でもあったようです。自然に対する畏敬の念を感じさせる、神秘的な空間でした。

岩と岩の間には深い洞窟があり、現在は立ち入り禁止となっていましたが、思わず探検してみたくなるような雰囲気です。

山道を歩いていて、事前知識なしにこのような光景に出会ったら、確かにドキッとしてしまうかもしれません。それほどに異世界のような、不思議な場所でした。

分かれ道からは山頂にある「城岩七岩」へと続くコースもありましたが、他に登っている人もおらず、道に迷いそうで不安だったため、今回は無理をせず見送ることにしました。
あとで調べたところ、なかなか眺めのよい場所だったようですが(ウォーキング・ツアーもあるようです)旅は慎重なくらいが一番。麓の駐車場に戻り、この日の宿泊地へと向かいました。